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ヒーローショー

ヒーローショー

【解説】
『パッチギ!』などの青春映画で知られる井筒和幸監督が、お笑いコンビ・ジャルジャルの後藤淳平と福徳秀介を主演に立てて描いた、異色の青春バイオレンス映画。日々を中途半端にすごす専門学校生のユウキと、恋人と店を開こうと調理師免許取得を目指す配管工の勇気という対照的な2人が、ある事件に巻き込まれながらも出口を求めてもがいていく姿を映していく。井筒監督の監督生活35周年を記念する作品とあって、作品の濃密さと激しさはそれ以前の井筒作品を凌駕する勢い。それらは作品に力強いリアリズムを植えつけている。ジャルジャルの後藤と福徳も存在感のある演技を披露。その他若手俳優の粋の良さも印象的だ。

【あらすじ】
自堕落な日々を送る専門学校生のユウキは、ヒーローショーのバイトをすることに。ある日バイト仲間のノボルが、同じくバイト仲間でユウキの先輩・剛志の恋人を寝取ってしまったことから、ショーの最中に大乱闘が勃発。それでも怒りが収まらない剛志はノボルを強請ろうとするが、ノボルも兄の紹介で自衛隊上がりの勇気を味方につけ逆襲を謀る。そしてユウキたちも巻き込まれた暴力の末に決定的な出来事が起きてしまい……。

【キャスト】
後藤淳平、福徳秀介、ちすん、米原幸佑、桜木涼介、林剛史、阿部亮平、石井あみ、永田彬、結城しのぶ、大森博史、筒井真理子、木下ほうか、升毅、光石研

【スタッフ】
監督:井筒和幸
エグゼクティブプロデューサー:大崎洋、椎名保
プロデューサー:片岡秀介、仲良平、山本恭史、増田悟司
脚本:吉田康弘、羽原大介、井筒和幸
撮影:木村信也
音楽:藤野浩一
美術:津留啓亮
編集:冨田伸子

【映画情報】
製作国:2010年日本映画
上映時間:134分
配給:角川映画

ヒーローショー ヒーローショー

Posted by fukuchiyamacinema Posted in: 邦画 No Comments » 6 月 2010


キャタピラー[R-15]

キャタピラー[R-15]
【解説】
1960年代の日米安保反対闘争から72年のあさま山荘での銃撃戦へと至るあの時代、高度経済成長期の日本の若者たちの生き様を描いた『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』から2年。本作を作る上で、若松監督は国家に石を投げるのは、自分たちの親世代が行った戦争の愚かさと戦争を忘れ経済発展を目指す国家に対する怒りであったのではと感じるようになった。
映画やゲームの中では簡単に殺人が行われ、現実の世界でも残虐な殺人事件が起こり、そしてそれも忘れ去られて行く。正義のための戦争など存在しない、戦争は人殺しである。命ときちんと向き合わなくなり、世界が同じ過ちを繰り返す現代だからこそ映画監督として思想を持って映画を作りたいと感じる。そして、静かな田園風景の中で、1組の夫婦を通して戦争の愚かさと悲しみを描く、若松孝二監督の新境地と言える作品が完成した。シゲ子を演じた寺島しのぶは本作で第60回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞を受賞した。

【あらすじ】
一銭五厘の赤紙1枚で召集される男たち。シゲ子の夫・久蔵も盛大に見送られ、勇ましく戦場へと出征していった。しかしシゲ子の元に帰ってきた久蔵は、顔面が焼けただれ、四肢を失った無残な姿であった。村中から奇異の眼を向けられながらも、多くの勲章を胸に、“生ける軍神”と祀り上げられる久蔵。四肢を失っても衰えることの無い久蔵の旺盛な食欲と性欲に、シゲ子は戸惑いつつも軍神の妻として自らを奮い立たせ、久蔵に尽くしていく。四肢を失い、言葉を失ってもなお、自らを讃えた新聞記事や、勲章を誇りにしている久蔵の姿に、やがてシゲ子は空虚なものを感じ始める。敗戦が色濃くなっていく中、久蔵の脳裏に忘れかけていた戦場での風景が蘇り始め、久蔵の中で何かが崩れ始めていく。そして、久蔵とシゲ子、それぞれに敗戦の日が訪れる……。

【キャスト】
寺島しのぶ、大西信満、吉澤健、粕谷佳五、増田恵美、河原さぶ、石川真希、飯島大介、地曵豪、ARATA、篠原勝之

【スタッフ】
監督:若松孝二
プロデューサー:尾崎宗子
脚本:黒沢久子、出口出
撮影:辻智彦、戸田義久
編集:掛須秀一

【映画情報】
製作年 : 2010年
製作国 : 日本
配給 : 若松プロダクション・スコーレ株式会社
上映時間 : 87分

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Posted by fukuchiyamacinema Posted in: 邦画 No Comments » 6 月 2010